バレエに思うこと

バレエを観ることに目覚めたじいさんです

ブルーバード

眠れる森の美女にあるブルーバード•グランパドドゥ、赤頭巾ちゃんや長靴を履いた猫が1曲で終わっているのに、なんでブルーバードだけがグランパドドゥ形式なのか。

まず、ブルーバード、日本では青い鳥ですが、チルチル•ミチルが踊るわけではないんですね。

ブルーバードとフロリナ王女、ググると、魔法でブルーバードにされてしまったシャルマン王が塔の中に閉じ込められた愛しのフロリナ王女に会いに行く話。数々の困難を乗り越えて結ばれる2人ですが、このブルーバードの場面は2人の絶望的な境遇の中で、それでも愛を育んで行くという感動的な場面ですね。特に、フロリナ王女のバリェーションは、鳥のさえずりをフルートで表現し、その声を聞いてフロリナ王女が心をときめかせるという感動的な場面だと思います。耳に手を当ててブルーバードの声を聞く王女の姿に強い愛を感じます。

オーロラ姫の結婚式にも大変ふさわしい話であり、グランパドドゥ形式でも納得できる構成ではないかと思います。