バレエに思うこと

バレエを観ることに目覚めたじいさんです

チャイコフスキー以外のバレエ曲

チャイコフスキーのバレエを一通り見終わって、他のバレエ曲をと、ジゼル、ドンキホーテ、海賊、シルフィード、バヤデール、エスメラルダと見てみました。

すると実に踊りのための音楽だなという感じでチャイコフスキーのような曲に重みがなく「やっぱりチャイコフスキーの曲は違うな」と思ったのですが、だんだん他のバレエ曲に馴染んでくると実に「チャイコフスキーの曲」の方がバレエ曲として違和感を持ったりしました。

特に白鳥の湖は挑戦的な雰囲気が漂い、さぞかしバレエ作品にするには大変だっただろうな思うと同時に、改変する方もさぞかし改変しがいのある作品だろうなと思います。

これからも改変されて行くのだと思いますが、自分はマリインスキーやボリショイバレエのものが好きです。

眠りの森の美女…あれっ?

白鳥の湖で興味が湧いたバレエですが、次はチャイコフスキー3大バレエの一つ、「眠りの森の美女」を観たいとい、YouTube 検索したのですが、「眠れる森の美女」しか出てこない。昔は「眠りの森の美女」と言っていたような気がするんですが、今はディズニーと一緒に「眠れる森の美女」に統一したんですかね。

組曲だけはよく知ってましたが、バレエについは全く知らず、いざ見出すとだんだん眠くなってきました。

ところが、ハッと目を覚ましたのがオーロラ姫がトーシューズ一本でバランスを取り男性と次々に手を取り合っていく場面で、後でローズアダージョということがわかりました。

あのトーシューズのバランス(アティチュードバランスというそうです)をとりながら平然とした顔で踊るバレリーナすごいです。

そうすると、どのバレエ団が一番大変なアティチュードバランスをやっているのか興味が湧き、ググってみるとロイヤルバレエ団が一番大変なようで、その素晴らしさに曲が終わる前から、大きな拍手が沸きます。

ところが、先日観たロイヤルバレエ団の眠れる森の美女の映画で、ダーシー•バッセルが「難し技はないけど曲に合わせないとね」と飄々と言っていたのには驚きと共に恐れ入ったと頭を下げるしか無いです。

同じ作品なのにいろいろあるの?

白鳥の湖を検索していくと、他にもいろいろなバレエ団の白鳥の湖がヒットしました。

ボリショイとマリインスキーを観たと思いますが、曲の内容や終り方が違っています。

同じ作品なのにこんなにいろいろ違うのか!と困惑してしまいましたがググっていくうちに振り付け師によって作品の内容が変わってくることがバレエには良くあることというのがわかりました。

こうなると他にどんな版があるのか調べたくなってきます、Swan Lakeで調べたり、Il Lago Dei Signiで調べたり、原曲を聴いたりしたこともありました。

バレエと言えば白鳥の湖というほどバレエの代表作と思っていたのですが、いろいろなバージョンがあり、元々はあまり人気がなく(センセーショナルに失敗作だったという人もいるが自分はそこまでは言わない)、本格的に人気が出てきたのは、チャイコフスキーが死んだ後プティパとイワーノフが大改訂を行なってから、というのも面白いですね。

白鳥の湖のテーマ曲が…

定年近いある日、突如、頭の中に白鳥の湖のテーマ曲(情景というそうな)が流れて来ました。

白鳥の湖は子供の頃NHK教育テレビで見たことがありますが、長くてつまらない感じでした。

現代はYouTubeでなんでも見られる時代、早速検索してみると、ザハロワとボッレがミラノスカラ座で公演したものが出てきました。

やはり長い、しかし何か面白いかもしれない、という感じでそれから機会を見て、バレエに関する動画を見るようになりました。